【完全版】管理職採用は企業成長のカギ!|最新の採用市場・成功ポイントを解説

母集団形成

新型コロナウィルスの影響を受け、転職市場も環境が大きく変化しています。新型コロナウィルスと共存し、企業を成長させるためには、マネジメントスキルを持つ優秀な管理職の存在が不可欠だとも言われています。

管理職採用は通常とは異なる採用方法で行うことが多いため、この記事ではそんな管理職の採用における成功のポイントをご紹介します。

目次

管理職採用の現状
管理職採用が難しい3つの理由
 管理職の転職希望者数が少ない
 現職に対する責任感がある
 リスクを感じている
管理職採用のメリット
 新しい視点・アイディアが生まれる
 自社にはないノウハウを吸収できる
 次世代リーダーを獲得できる
管理職採用の成功ポイント
 関連部署との根回し
 ビジョンや人柄も重視する
 役職・ターゲットを明確にする
管理職採用に行き詰ったら
まとめ


管理職採用の現状

まずは採用市場における管理職の現状について見ていきましょう。

多くの会社が抱える組織課題

(引用元:リクルートマネジメントソリューションズ「管理職層のマネジメントの現状と課題についての把握」より)

リクルートマネジメントソリューションズが行った調査によると、会社の組織課題の第1位は「次世代の経営を担う人材が育っていない」と前年に引き続き、後継者問題に課題感を持つ企業が多いことが分かっています。なお、2021年度の第2位は「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」となっており、新型コロナウイルスの流行によるリモートワーク導入によるマネジメント難易度の高まりなどが、影響していることが伺えます。

管理職に期待することとは?


(引用元:リクルートマネジメントソリューションズ「管理職層のマネジメントの現状と課題についての把握」より)

多くの企業が管理職に対して期待する役割がどんなものか確認しておきましょう。

同調査によると、第1位に「メンバーの育成」次いで「業務改善」「目標達成」などが挙げられており、マネジメントだけでなく組織改革に寄与してくれる人材を求めていることが伺えます。コロナの流行によりニューノーマルに対応できる人材が急速に求められているものの、実際に対応できる人材はまだまだ少ない状況のため、採用に苦戦される企業も少なくないのが現状でしょう。

管理職採用が難しい3つの理由

転職は珍しくない時代にもかかわらず「管理職採用ではなかなか人材確保ができない」という企業も少なくないでしょう。なぜ管理職採用が難しいのか、3つの理由をご紹介します。

1.管理職の転職活動者数が少ない

管理職層の人材は、現職においても責任ある立場であり、多忙であることがほとんどです。そのため、転職活動の時間を捻出することが難しく、転職を希望していても活動が出来ない状況にある人は少なくありません。

また、会社にとっても必要不可欠な人材であることから、本人が希望していても会社に引き止められている可能性も。本人に転職したいという希望があってもなかなか転職市場に出てこない可能性があると言えます。

2.現職に対する責任感がある

管理職は重要な業務を任せられていることが多く、責任感のある優秀人材でもあります。そのため、現在受け持っている仕事をないがしろに出来ないと感じ、転職を希望するという選択にいたらないことも少なくないでしょう。

3.リスクを感じている

現在活躍する現役世代の管理職は、現在30〜50代の割合が高くなっています。この世代は家庭を持っている人も多く、転職することに対するリスクを感じることも少なくありません。こういったことも、管理職の転職希望者が少ない原因の一つだと言えるでしょう。

管理職採用のメリット

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管理職の採用には難しい点もありますが、企業にとっては管理職採用のメリットもあります。どのようなメリットがあるのか、また、どのような企業が管理職採用に最適か解説していきます。

新しい視点・アイディアが生まれる

業績が順調に伸びている企業でも、課題がない企業はありません。課題解決に取り組んでも、自社内だけでは解決できないこともあるでしょう。その対策の一つとして、外部から管理職を採用することが挙げられます。

これまでにない視点・アイディアを持つ優秀な人材を管理職に配置することで、新たな視点で課題に取り組むことが可能となるだけでなく、新分野へチャレンジし、可能性を広げることに繋がるでしょう。

自社にはないノウハウを吸収できる

管理職採用では、高度な技術力や即戦力としての活躍も期待ができます。採用者が外部で培ってきた、自社にない知識・ノウハウを取り込み、それを社内で共有することで新たなノウハウを吸収することに繋がるのです。

また、その人材が持つ新たな人脈を活用し、これまでになかった人脈を構築することも。「国内事業メインだったが、海外への進出を考えている」「新事業の展開や市場開拓を考えている」といった企業であればなおさら、管理職採用は有効な手段だと言えるでしょう。

次世代リーダーを獲得できる

管理職の業務が正常に機能すると、組織も安定し、事業変革も実施しやすくなります。若手社員の育成にも十分に取り組めるでしょう。また、実力・実績のあるリーダーを管理職に配置することで、既存社員に良い刺激を与え、企業の利益、良い社内環境づくりに貢献することもあります。

管理職採用の成功ポイント

管理職採用において、どんな点に注意したら良いかポイントを解説していきます。

関連部署との根回し

管理職採用では、在籍社員との仕事に対する価値観や共に仕事を進めていける人物かを確認することも大切です。既存の管理職にも面接の場に入ってもらい、良い人材を採用する協力体制を構築することもポイントです。

ビジョンや人柄も重視する

管理職は部下や周囲の社員、若手の育成にも影響を与える存在のため、能力だけでなく、人柄をしっかり見極めることも肝要です。パワハラの傾向がある、モラルの低い言動が多い……といった人を管理職として採用し、これまで育ててきた社員が退職してしまったり、業務進行に支障が出てしまったりしては本末転倒です。

企業や社員に良い影響を与えるビジョン・人柄を持ち合わせているかも、しっかり確認しましょう。

役職・ターゲットを明確にする

管理職層の転職希望者にとって、役職や給与などは転職する理由として重要な要素です。入社前の想定と待遇や条件がマッチしていなければ、すぐに退職されてしまいます。「○○候補」や「リーダー募集」といった曖昧な表現は避け、職位やどのような仕事を任せるのか、役職や待遇・条件は明確にしておくことが大切です。

また、どういった人物・人柄が良いか、どのくらいの能力・スキルを求めるか、ターゲットも明確にしておきましょう。こちらの記事では、人材要件のまとめ方や活用方法をご紹介しています。人材要件を明確化することは、経営戦略に一貫性を持たせるだけでなく、ミスマッチ防止にも効果を発揮します。ぜひ併せてご参考になさってください。

管理職採用に行き詰ったら

これまでご紹介したノウハウを使っても、なかなか結果が出ないという場合は採用代行(RPO)サービスを使うのも一つの手です。採用代行は人材紹介とは違い、採用業務だけをアウトソースするシステムです。自社の採用フローの中で苦手な部分だけを任せられるので、人事の負担を軽減することができます。

こちらの記事では、採用代行の意味や任せられる業務範囲、オススメの採用代行会社を20社比較検討してご紹介しています。管理職採用をアウトソースする際の参考になれば幸いです。

まとめ

管理職採用は「転職活動者数が少ない」など、通常の中途採用とは異なり、難しい点もあります。しかし、新事業の展開や市場開拓を考える企業には、自社にないノウハウや新しいアイディアを与えてくれるなど、大きく企業利益に貢献してくれる可能性も秘めています。ぜひ能力だけではなく、ビジョンや人柄、採用したいポジションを明確にし、企業成長に貢献してくれる人材なのかどうか、この記事を参考に見極めていただきたいと思います。

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