中途採用&新卒採用―傾向、フロー、コストなどを徹底比較!

母集団形成

これまで新卒採用しか行ったことがない企業の場合、「中途採用を始めたいが、何から手をつければいいかわからない」と悩むケースも多いでしょう。今回は、中途採用の特徴を新卒採用と比較しながらみていきます。

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新卒採用と中途採用 大まかな傾向の違い

まずは、新卒採用と中途採用の違いを、ざっくり把握しておきましょう。

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“まっさら”なことが魅力の新卒採用

それまで就業経験がないため、愛社精神が芽生えやすく、社風にも馴染みやすい傾向があります。即戦力にはなりませんが、まだ業界のことを知らないからこそ、斬新なアイデアが期待できます。

ただし、教育期間が長く、ある程度活躍できる人材になるまでには時間もコストもかかります。また、仕事に理想を抱きすぎて、現実とのギャップを感じ、短期間で辞めてしまう人も皆無ではありません。場合によっては、同期の悩みを聞くうちに同調していき、数人が一斉に辞めてしまうケースも見られます。

“即戦力”が魅力の中途採用

何と言っても、「即戦力」となる人材を確保できることが、最大の利点でしょう。第二新卒の場合は新卒採用と同レベルの教育が必要ですが、原則として中途採用では教育にかける手間・コストを削減できます。他社を経験した人が入社することで、「新しい風」を入れられることも中途採用の魅力です。

ただし、中途採用者が前のやり方に固執したり、既存社員が企業のやり方を強要したりすると、うまくいかなくなることもあります。また、人材確保を中途採用ばかりに頼ると、社員の年齢構成が不安定になる恐れも。採用の際は、そのあたりのバランスを意識しておくことが大切です。

採用ターゲット・採用時期・選考フローの違い

次に、選考に関する違いを理解しておきましょう。

採用ターゲット

【新卒採用】

基本的に、翌3月に高校や大学などを卒業する予定の学生がターゲット。企業の規模にもよりますが、大人数を一挙に採用することも多いでしょう。

【中途採用】

第二新卒など未経験者をターゲットにするケースもありますが、基本的には就業経験のある社会人がターゲットです。

採用時期

【新卒採用】

学生の卒業を待つため、新卒採用の場合は4月入社がほとんど。年に1~2度、時期を限定して採用活動を行う企業が大多数を占めている状況です。しかし、大学2年生時からインターンに力を入れる企業が増えるなど、学生の「青田買い」も進んでいます。また、2021年以降の就活ルール(経団連が定めた選考開始日や内定日などの制限)の廃止の影響もあり、通年採用を行う企業も徐々に増えています。

【中途採用】

通年採用が一般的です。ただし、大企業のなかには、新卒採用のように毎年期間を限定して行うケースもみられます。

選考フロー

【新卒採用】

エントリー(応募)

会社説明会

書類選考・適性検査

面接(回数は企業による)

内々定(就活ルールにより、9月30日以前は内定を出せないため)

内定

入社

のような流れが一般的で、選考プロセスが長くなります。一般的に「ポテンシャル採用」となるため、面接回数も多くなりがちです。

大多数の企業が同様のフローを展開するため、広報のタイミングを見誤って母集団形成の段階で失敗すると、取り返しがつかなくなります。なお、前述の通り、2021年以降は就活ルールの廃止を経団連が表明しており、就職活動のさらなる長期化が予測されています。

【中途採用】

選考フローはスピーディーで、採用時期を調整しやすいという特徴があります。大まかな流れは新卒採用と同じですが、新卒採用のように説明会を開催する企業はあまりみられません。また、「職務経歴書」や「実績に基づいたエピソード」という明確な判断材料があるため、概して面接の回数は少なめ。

即戦力となる「スキル採用」が可能なのも中途採用の大きな魅力。ITエンジニアでは、求職者のプログラミングスキルを確認できる「GitHub採用」を行う企業もあります。

採用コスト・入社後コストの違い

最後に、採用や入社後にかかるコストについてもおきましょう。

1人当たりの採用単価を抑えられる新卒採用

ナビサイトに広告を出す場合、採用人数が増えれば増えるほど1人あたりの採用単価を抑えられるため、コスト面では大企業が有利でしょう。一方で、採用人数の少ない中小企業には不利になります。そのため、新卒の場合でも人材紹介会社を利用する企業が増加中。ナビサイトによる採用で苦戦する企業が増えており、新卒の採用単価も年々上がってきている傾向にあります。

同じ職種・同じ年齢であれば同じ給与からスタートするため、一人ひとりと待遇に関して交渉せずに済みます。また、入社後に関してもまとめて研修を行える点は効率的です。ただし、ビジネスマナーの基本から研修しなければいけないことも多く、採用単価は抑えられても教育研修のコストがかさみ、時間も要します。

低リスクの採用サービスも多い中途採用

新卒採用に比べると人材紹介サービスが充実しており、上手にサービスを選べば、人事担当者の負担を軽減することができます。成功報酬型が多く、「採用コストの無駄を省ける」「教育コストが抑えられる」といった特徴もあります

一方で、入社後の給与については個人個人で設定する必要があり、そのぶん手間がかかります。通常新卒採用に比べるとミスマッチは生じにくいのですが、万一当初の期待ほど戦力とならなかった場合、給与が高いぶんダメージを負います。

まとめ

既存事業の拡大や新規事業の立ち上げ、既存社員の急な退職による人員の補充など、必要なときにスピーディーに人材を確保しやすい中途採用。人材紹介サービスの活用など、人事担当者の手間を減らす採用手法が多いのも魅力です。こればかりに頼るのは問題ですが、一刻も早く人材がほしい場合には、中途採用が適しています。

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