新卒採用や通常の中途採用と違い、会社のかじ取りを任せる幹部クラスの人材は、社内からの抜擢だけで十分間に合っているという会社は少ないのではないでしょうか。とはいえ、幹部の採用を求人媒体やデータベース型のスカウトで成功したという話もあまり聞いたことがありませんよね。この記事では、幹部採用の様々な方法をご紹介していきます。企業や職種によって有効な手段も異なりますので、自社に合う採用方法をチェックしてみましょう。
幹部採用はなぜ必要なのか
幹部候補とは
幹部候補を抜擢する手段
幹部採用に必要不可欠な専門エージェント
幹部採用に特化したエージェントの特徴とは
幹部採用に特化したエージェントの相場は
幹部採用に特化した専門エージェント
株式会社エイトシークエンス
まとめ
一般的に幹部候補とは「将来的に上位管理職や企業経営者などの重要な役職に就き、大きな成果を出すことを期待されている人材」です。管理職とは違い、より経営の方針策定に関与する割合が一段と引きあがる為、高い視座・広い視野はもちろんのこと、一定規模の組織を統括する責任者としての人間性(人格者であること)も求められます。
管理職研修や事業運営実績等を通して、事業のかじ取りを任せられそうな人材を選抜し、リーダーシップ研修、経営塾等と名前のつく、トップリーダー育成のための研修を通して昇格させることが一般的です。
また大企業の場合は、関連会社等に役員や社長として出向させ、経営の経験を実際に積ませたうえで本社に戻すというケースもあります。
役員・社長などの経営層を専門としたエージェントに依頼することが一般的です。
よく経営者向けの研修等では、「社長が自らスカウトしましょう」というテーマが語られることが多いですが、幹部候補を採用するフェーズというのはほとんどの場合、会社・事業のフェーズが変わるタイミングであることが多いため、次の経営ステージではどのようなポテンシャルや経験を持った人材が幹部としてふさわしいのかを、社長が見立てられない、分からないことが意外と多いのです。
幹部採用に特化した人材エージェントはそういった経営ステージが変わるタイミングを何度も見てきているため、アドバイザーとしての役割も果たすことが期待され、またその役割を果たせるエージェントに依頼することが重要です。
以下のような特徴を備えたエージェントが幹部採用には最適です。
以下のようなエージェントは幹部採用に適していない場合が多いので要注意です。
繰り返しになりますが、幹部は経営の戦略・方針策定に関わるポジションですので、業界経験がない方をアサインすることは稀です。
当然業界の知見があるコンサルタントが、業界で成果をだしているリーダーを口説いて連れてくることが必要となるため、コンサルタントの知識、人脈に期待できないエージェントには依頼しても意味がありません。
中途採用サクセス編集部調べでは、幹部採用の市場相場は以下のような金額感となります。
A:着手金有りのリテイナー型
B:着手金無しの人材紹介モデル型
着手金ありのリテイナー型は、大手の人材紹介会社が、通常の人材紹介部門とは別でサービスとして立ち上げていることが多いです。
メリットは大手の人材データベースがあるため、比較的候補者を見つけやすいとういことでしょう。デメリットは営業目標として着手金の金額が設定されていることにより、契約までは一生懸命ですが着手金で営業目標を達成した後は、配下のメンバースタッフに実際の実務作業を丸投げして推薦数だけ確保して、決定できるかどうかは運任せという仕事をされるリスクがあります。こんな考え方をしているコンサルタントがいないことを祈るばかりですが、実際にはそういったケースも存在します。
一方で、着手金無しの場合は、「決定が出ないと売上にならないため、一生懸命フィットする候補者を探してくれる」ということが最大のメリットでしょう。デメリットはAのケースよりは自社データベースを保持していないということになりますが、最近ではビズリーチやLinkedInなどのサーチ用のデータベースは豊富であり、幹部採用に特化した独立系のエージェントでは独自のネットワークを持っていることが多いので、実はあまりデメリットがありません。
顔が見え、実績があるプロのコンサルタントが集まるエージェントといえばまずは、エイトシークエンスでしょう。
上記のような幹部特化エージェントならではの特色を備え、かつ着手金無しの成果報酬35%のみというサービス価格設定もリーズナブルです。
また、求人票を「もらう」のではなく「一緒に創る」ことをモットーとしており、クライアント企業の経営フェーズ、事業フェーズにあった必要な幹部のポテンシャル、必要スペックを定義してくれます。
「幹部候補の採用を初めて実施する」「経営のステージが変わるため新たな血を入れて会社をドライブさせていきたい」と考えている企業にはエイトシークエンスがおすすめです。
逆に、事業を伸ばすというよりは継続できればよいから、というニーズでの後継者探しや、事業フェーズとしてまだ売上げベースで30億円未満(組織運営が必須になる規模)の企業は、事業継承やスタートアップに適したエージェントに依頼するのがよいでしょう。
いかがだったでしょうか。幹部候補の採用は求人媒体や通常の人材紹介会社に依頼しても採用できることはありません。また社長であれば、社内で相談する相手もいないことが多いのが実情でしょう。
今回は幹部採用で頼れるエージェントをピックアップしましたので、まずは問い合わせしてみて相談するのがよいでしょう。