新卒採用と異なり、中途採用の活動時期はさまざま。募集時期によって採用の成否に差はあるのでしょうか? 差があるのなら、採用に有利な時期に活動を行いたいところ。月別の傾向を見ていきましょう。
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次のグラフは厚生労働省のデータを基に作成した、過去3年分(2016年度・2017年度・2018年度)の、月ごとの有効求人数と有効求職者数を表したものです。
見てのとおり、求人数が多いのは3月と10月。3月が最多の年もあれば10月のほうが多い年もあります。3月決算の企業が、新年度に向けて欠員補充や増員のために採用活動にスパートをかけたり、下半期に入るタイミングで体制強化を図ったりする時期であることが影響しています。
一方、求職者数は例年、多くの企業が新年度を迎える4月が最も多く、その後年末に向けて減っていき、年明けから次の4月に向けて再び増えていくというパターン。昇格や部署移動など環境の変化によるストレスで転職を決意する人が増えると考えられます。また、年末の忙しい時期は物理的に活動する時間がない、などの理由で求職者が減ると考えられます。
では、もう少し詳細に月ごとの傾向を見ていきましょう。
年末年始に友人や親族と現況や将来のことを話しているうちに、客観的に自分の状況を見つめ直し、転職を意識し始める人が出てきます。また、以前より新年度からの転職を考えていた人が、本格的に転職活動をスタートさせる時期でもあります。すでに転職活動をスタートしていた人は、「1月中に内定をもらい、今年度のうちにたまっている有給休暇を計画的に消化したい」と考える人もいるようです。この後、例年4月まで求職者数は伸び続けます。
4月入社を希望し、1月あたりから転職活動を始めた求職者が、選考フェーズに入るころです。現在の会社に退職の意思を伝えるタイミングから逆算し、遅くとも中旬までには内定がほしいと考える人も多いでしょう。求人数も徐々に増えてくる時期です。
求職者数も求人数も盛り上がる時期です。企業側は、4月の異動や昇進に向けての準備も進めなければいけないため、3月の早い段階で採用活動を終えてしまいたいところ。このあたりで中途採用の活動に一区切りをつける大企業も少なくありません。一方、新年度までの内定を希望している求職者には、焦りが見え始めます。
4月スタートの企業では新入社員が入り、中途採用の求人数はこのあたりから夏ごろまで落ち込みます。逆に求職者数はここがピーク。3月までに転職が決められずに焦っている求職者のなかには、「掘り出し物」の人材がいるかもしれません。なお、旅行系・教育系業界の企業のなかには、夏・秋に向けて逆に採用を強化するケースも見られます。業種によって事情が異なることを留意しておきましょう。
ゴールデンウィークがあるため、求職者も企業も動きづらい時期です。求人数の落ち込みから遅れて、求職者数もこの時期から減少し始めます。2018年は10月に再度上昇が見られましたが、例年は年末まで求職者数は下がり続けています。
五月病や、新しい仕事に慣れたころに直面しやすい「3か月の壁」などから、早期離職をする新卒者が見られる時期。それを狙って、「第二新卒募集」をかける企業も出てきます。ここから10月に向けて、再度求人数は伸びていきます。
ボーナスが出たタイミングで転職を考え始める人が出てきます。求職者数は引き続き下がり基調にありますが、減少度合いがやや緩やかになります。
お盆休みを挟むため、求職者も企業も少し動きづらい時期です。一方で、久しぶりに会った友人の充実している様子を見たり、親族に将来の展望を聞かれたりしたことをきっかけに、転職を意識する人もいるようです。求人数は、引き続き緩やかに増加を続けます。
夏にじっくりと検討して転職を決心した人が、エージェントに登録するなど実際に動き出す時期です。求人数は、10月のピークに向けて9月も増える傾向にあります。しかし、下半期最初の月である10月入社に向けての採用活動をいったん終える企業もあり、2018年には求人数は前の月より減っています。
1年間のなかでも求人数が増える時期です。特に10月は、毎年最多求人数を3月と競うほど上昇します。3月決算の企業では下半期のスタート月ということが影響しています。また、大手企業の場合は、新卒社員の採用活動がようやく落ち着き、10月から「ようやく中途採用に本腰を入れられる」という事情もあるようです。
一方、求職者側では、冬のボーナスを受け取った後、心機一転新たな年からの転職に向けて、活動を始める人が出てきます。
年末に向けて、多くの企業が忙しくなる時期です。企業は採用活動に時間が避けず、求職者も転職活動をする時間がとれません。12月の1週目までは求職者の動きが見られますが、徐々に鈍り、年間を通して最も落ち込む月です。
月ごとの傾向を見てきましたが、求職者が増える3月は競合も増え、競合が少なくなる5月は求職者も減ります。あえて言うなら、4月あたりが良さそうですが、これも業界によっては不利になることもあり、一概にどの月が最も有利とは言えません。
逆の見方をすれば、競合が多くても求職者の絶対数が多ければ、適正なアプローチをすることで、求める人材に出会える可能性は高まります。また、多少求職者数が落ち着く時期でも、同時に大手企業などの競合が少なくなれば、良い人材が目を向けてくれるチャンスでもあるでしょう。最終的には、「今、人材がほしい」と思った時期がベストな中途採用の開始時期と言えそうです。
なお、近年は売り手市場で、どの月にスタートしても採用に時間がかかるケースがほとんどです。半年程度かかることが多いでしょう。そのため、できる限り長期間継続できる求人サービスを選ぶのが得策です。例えば、「キャリコネ転職 丸投げプラン」は、最低でも120日間のサービス提供期間。4か月以上の期間があるので、月別の傾向に関係なく採用活動を進められます。
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