現場からの「早くいい人材を採用して」というプレッシャー。できる仕事は精一杯しているのに結果が伴わず、つらい立場におかれている人事担当者も多いのではないでしょうか。このようなプレッシャーから抜け出す方法を考えてみましょう。
これでもう苦労しない! 採用基準が現場と経営ですり合っておらず、面接をセットしても両者から文句だけ言われる採用人事になっていませんか?逃げていく人材紹介会社、無くなっていく採用予算。そんな状況とはもうおさらばしましょう。 今すぐ採用要件を明確にするために、弊社採用コンサルタントが外部研修で提供した約2時間の有料研修の内容を中途採用サクセスの読者にダウンロード資料の形式でご用意いたしました。
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こうなる要因のひとつとして、社員たちが「採用難の現状を理解していない」ことが挙げられます。ニュースなどを見て頭では売り手市場の現状を理解しているつもりでも、身をもって実感していないことが多いのです。昨今の状況をしっかり理解してもらえれば、「そう簡単には人材は採れない」という基本姿勢になってもらえるはず。そうなれば、以下のような採用面でのメリットがあります。
このように、自社にマッチする人材との出会いの増加や入社後の定着率向上にもつながっていきます。現場の社員たちに理解してもらうことは、非常に重要なのです。
では、どうすれば現場に採用難の状況が伝わるのでしょうか? 社風や相手の態度により、ケースバイケースです。以下に対策例を挙げるので、状況に応じて参考にしてみてください。
この場合は、少しずつでも採用にコミットしてもらいましょう。例えば、現場の社員が面接官を担う企業は多いもの。面接が2回の場合、1次面接は人事と現場の責任者が同席して対応するなどして、応募者の反応を肌で感じてもらってはいかがでしょうか。一緒に採用計画を立てるのもいいでしょう。
この場合、仲の良い人にパイプ役になってもらうのがおすすめです。マネージャーでも同期でも、相談しやすい先輩でも、募集部署に所属している社員を味方につけて、現場に採用活動に協力してもらいたい旨を相談してみましょう。人事目線での悩みや現状を伝えて協力してもらうことで、あなたの気持ちはグッと楽になるはず。「部署内では採用に関してどのように考えているのか」「誰に採用活動への協力を打診するべきか」「(相談相手から)協力を打診してもらえないか」などを相談するといいでしょう。
数値で示すことで納得しそうな社員がいる場合、データを頭に入れておくことで、現状を伝えるための補足材料にするという手も。例えば、毎年中小企業庁が出している『中小企業白書』の求人倍率などをチェックし、最新のデータを裏付けに話をするとスムーズでしょう。
社長やマネージャー格の人に相談し、採用難の現状を全員集まる場などで触れてもらうという手も。理不尽ではありますが、人事担当者の発言には聞く耳を持たないけれど、全く同じ発言を上席者がすると真剣に聞くというケースは確実に存在します。
現場の社員たちに「採用難」だとわかってもらえれば、人事のプレッシャーが軽減するだけではなく、採用活動そのものがスムーズにいきやすいものです。人手不足で現場にも余裕がないかもしれませんが、採用が人事のワンオペレーションにならないよう、少しずつ現場の協力を仰いでみてください。
【記入例付】いますぐ上司と目線合わせができる! ではどうすれば、要件がすり合うのでしょうか?まずは、経営と現場の両サイドの情報を整理、マスト要件等の定義、市場等のすり合わせの順に展開するとスムーズです。 ただし、これらを何も使わずに会議で議論しながら進めることはほぼ不可能です。 中途採用サクセスでは、採用コンサルタントが有料研修で提要している内容を、採用担当者が自社で使いやすい形に資料化しました。
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