【徹底比較】採用媒体の一覧|採用手法6種類と活用ポイントを解説

母集団形成

採用媒体とは、求人情報を掲載し求職者を集める媒体を指します。今日では主流のWEB求人媒体をはじめ、ハローワークや新聞の折り込みチラシなども含まれます。また人材紹介会社や採用代行会社も採用媒体の一種です。本記事では、採用市場の現状をはじめ、6つの採用方法、求人・採用媒体の比較一覧、採用媒体を活用するポイントも解説します。自社に合った採用媒体や手法を知り、採用活動の参考にしてみてください。

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目次

採用市場の現状とは

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採用を成功させるには採用市場の現状把握が欠かせません。売り手市場、採用難と言われる現状について説明していきます。

採用難に悩む企業は多い

リクルートワークス研究所の「中途採用実態調査(2019年度実績、正規社員)」によると、2019年度の中途採用実績は1社あたり1.56人です。業種や規模によってバラつきはありますが、必要な人員を確保できなかったと回答した企業は全体の約43%にのぼります。

また、帝国データバンクによる「人手不足に対する企業の動向調査(2020年7月)」では、正社員の人手不足を感じている企業は約30%という結果になっています。

厚生労働省が毎月発表する「一般職業紹介状況(令和2年8月分)について」によると、2020年8月の有効求人倍率は1.04倍と低い水準となっています。新型コロナウイルスの影響によるところが大きいと考えられますが、依然として1倍を超えており数値上売り手市場の状況です。

このように、各種調査からは採用難に苦しむ企業の現状がうかがえます。そして、総務省の「自治体戦略2040構想研究会(第6回)事務局提出資料」によれば、労働力人口は2014年と比較すると2030年までに約767万人の減少、2030年以降はより急激な減少が予想されています。つまり、限られた労働力人口の中から自社に合う優秀な人材を採用しなければならない厳しい状況が続くのです。

採用媒体・手法は多様化している

今日の採用市場において、採用媒体や採用手法は非常に多様化しています。日本労働組合総連合会の「連合・賃金レポート2019付属表」によると、1000人以上の企業における「中途採用者比率の推移」は2000年は20.8%だったのに対し2018年には38.2%と約1.8倍増加しています。このように、採用媒体・手法の多様化の背景には、企業間の採用競争が激化し優秀な人材を採用する難易度が上がっていることが挙げられます。各社必要な人材を確保するためにさまざまな採用媒体・手法を導入し、採用成功に向けて試行錯誤しているのです。

採用方法の種類

中途採用における代表的な採用方法は6つあります。ここでは、それぞれの採用方法の特徴を説明します。その採用方法にマッチする企業についても解説していくので、自社に合った採用方法はどれか探してみてください。

WEB求人媒体

厚生労働省が2018年に発表した「民間人材サービスに係る求職者のニーズについて」によれば、求職活動において「WEB媒体を利用した」と回答した求職者は82.4%で1位でした。転職時に求職者がまず利用する一般的な方法です。dodaやマイナビ転職、キャリコネ転職などのWEB求人媒体の特徴は、求職者や転職潜在層に対して一斉に情報を提供できるところでしょう。掲載課金型の場合が多く、1種類の求人に対して掲載料を支払います。

【WEB求人媒体の利用に向いている企業】

  • できるだけ費用を抑えたい企業
  • 1つの職種で複数名を採用したい企業

人材紹介会社

中途採用において、人材紹介会社も多くの企業が導入している方法です。成果報酬型を採用していることが多く、企業の求める人材を紹介し採用に至った場合にのみ紹介料を理論年収の35%程度支払います。採用要件に合った人材を紹介してもらえるため、効率的な方法と言えるでしょう。

【人材紹介会社の利用に向いている企業】

  • 採用担当者が不在または少人数の場合で採用業務に多くの時間を割けない企業
  • 少人数の採用を効率的に行いたい企業

採用代行会社

採用業務に関する業務を一部またはすべてをアウトソーシングできるのが、採用代行会社です。採用代行会社を利用するメリットは、採用市場を熟知し採用成功のノウハウを蓄積しているプロ集団に採用戦略策定や採用実務を任せられるところです。また、応募者の多い人気企業が膨大な業務量をこなすために導入するケースも少なくありません。

【採用代行会社の利用に向いている企業】

  • 求人媒体でも応募者が多く集まらない企業
  • 人材紹介からも推薦がない企業
  • 採用ノウハウが無く、選考途中の辞退が多い企業

オウンドメディアリクルーティング

オウンドメディアリクルーティングとは、自社の採用サイトを活用する採用方法です。自社のサイトのため掲載内容や掲載期間など自由度が高く、希望に沿った情報を掲載できるのが魅力です。すでにある自社サイトを活用するため高額な費用はかからないでしょう。

【オウンドメディアリクルーティングに向いている企業】

  • ターゲット層が自社サイトに訪問してくれる企業
  • 自社への応募意欲の高い人材だけをターゲットにしている企業

リファラル採用

リファラルリクルーティングとも呼ばれるリファラル採用は、自社で働く社員から人材を紹介してもらう採用方法です。企業文化や大切にしている価値観、共に働く仲間や社風などを理解している社員が自社にマッチすると期待できる人材を紹介するため、企業と候補者の間で採用後のミスマッチが起こりにくいのが特徴です。

【リファラル採用に向いている企業】

  • 社員のエンゲージメントが高く採用に対しても協力が期待できる企業
  • 入社後の早期離職など採用ミスマッチを減らしたい企業

転職イベント

合同会社説明会や転職フェアなどの転職イベントは、他の5つの採用方法とは異なり選考前に直接候補者と会うことができる採用方法です。複数の企業がブースを出し、求職者は興味のある企業ブースに訪問するスタイルのため、当日いかに自社ブースに呼び込めるかが勝負になります。求職者と直接会って対話できるのが一番のメリットですが、次回の選考予約を受け付ければスピード感のある採用活動も実現できます。

【転職イベントに向いている企業】

  • 選考開始前に直接求職者と会って自社の魅力などを伝え動機づけをしたい企業
  • スピーディな採用を実現したい企業

求人・採用媒体の比較一覧

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多様化する採用方法の中でも、中途採用において多くの企業が導入している3つの求人・採用媒体を取り上げ、特徴を比較していきましょう。

WEB採用媒体

WEB採用媒体は、求人情報を掲載し求職者を集めるメディアのことです。業界など特化した専門性の高い媒体から総合的なもの、課金方法など種類は多岐にわたります。

今回は、採用が発生した際に料金を支払う「採用課金型」のWEB採用媒体3つを比較します。WEB採用媒体を使うメリットは、無駄なコストがかからないことや転職潜在層にもアピールできることです。

 

キャリコネ転職

転職ナビ

Green

掲載求人数
※2020年10月8日時点

3352件

5077件

16143件

対  象

すべて

すべて

IT業界が中心

ポイント

採用活動をすべて任せられる「丸投げプラン」あり

AIと専任のキャリアアドバイザーによる支援

初期費用支払い後、永年利用可能

人材紹介会社

人材紹介会社/転職エージェントは、登録型とサーチ型の2種類あります。一般的に人材紹介サービスとして知られているのは前者の登録型で、求人に合致する人材を登録している求職者の中から選んで紹介する手法です。

今回は、この登録型の人材紹介サービスを3つ比較します。人材紹介を活用するメリットは、自社の要望に合う人材を紹介してくれるので、書類選考などスクリーニングの手間が省けることです。効率的に採用活動を行いたい会社におすすめです。

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デューダ
PASONA
パソナ
RECRUIT AGENT
リクルートエージェント
求人数
※非公開求人含む

約10万件

4万件以上

約20万件以上

特 徴

求人広告、dodaサイトユーザーへ求人訴求などもできる
※要オプション契約

業界に特化したアドバイザーが対応

求人の約99%が非公開求人

採用代行会社

採用代行会社は、採用に関わる業務を代行する会社のことです。サービス内容は多岐にわたり、採用業務の一部またはすべてをアウトソーシングできます。例えば、WEB採用媒体の選定や掲載原稿の作成、人材紹介会社との連携、応募者対応などが挙げられます。

今回は数ある採用代行会社の中から3つをピックアップして比較します。

 

株式会社グローバルウェイ

株式会社ネオキャリア

株式会社キャリアマート

支援/導入実績

非公開

1万社以上

1万9000社以上

対応範囲

求人のヒアリングから内定後のクロージング・退職フォローまですべて

募集方法の選定から面接日時設定まで

ターゲット選定から選考会対応まで

特徴

大手求人媒体で採用できない企業が主なクライアント。早くから決定率を公開しており、利用企業の内定率50%、内定者のうち80%が入社決定の実績あり

採用支援専門のコールセンターを所有し土日祝・夜間も対応

RPAをいち早く導入。100名以上の大規模採用にも対応可能

採用媒体を活用するポイント

採用媒体を活用し、成功につなげるためのポイントを3つに分けて解説していきます。

採用計画を決める

採用活動をスムーズに実施するためには、採用計画の策定が欠かせません。中途採用の場合には、新卒採用とは異なり急に採用活動を開始しなければならないことも多くあります。そのような場合でも、いつまでに何名採用したいのか、予算はどの程度あるのかなどの採用計画の策定が成功のための1つのポイントです。

必須・希望条件を設定する

求めるスキルや人柄などを必須条件・希望条件に分類し、自社が採用したい人材像つまりターゲットを設定する必要があります。もちろんできる限りすべての条件に合致する人材を採用することがベストです。しかし、条件が多すぎたり求めるレベルが高すぎたりすると、そもそも合致する人材が少なく採用難易度は高まります。そのため、まずは必須条件を洗い出しそれを採用ターゲットに設定するといいでしょう。

採用媒体の強みを確認する

採用媒体の特長は様々です。例えば、WEB採用媒体の場合には、登録している人材層の年齢・性別・スキル・経験職種など媒体によって異なります。そのため、自社の採用ターゲットが多く活用している採用媒体を導入することは、採用を成功させるための大切なポイントです。多様な採用媒体・手法の中からそれぞれの強みを理解し、自社に合った採用媒体を選定しましょう。

まとめ

業種や職種にもよりますが人手不足に悩む企業は多く、多様な採用媒体を上手に活用した採用活動が求められています。採用媒体の強みを理解し、自社の採用ターゲットに合致する採用媒体を選定することが採用活動の成功に欠かせない1つのポイントです。本記事を参考に、自社に合った採用方法・採用媒体の選び方を知り、採用活動に活かしてみてください。

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thankyou_docimage_7採用要件が現場と経営ですり合わない理由は大きくは2つ。現場はビジネススキルを重要視し、経営はヒューマンスキルを重要視するからです。

ではどうすれば、要件がすり合うのでしょうか?まずは、経営と現場の両サイドの情報を整理、マスト要件等の定義、市場等のすり合わせの順に展開するとスムーズです。

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