「採用コンサルティング」のメリット&デメリットを知ろう
コストダウン近年は採用手法が多様化しており、比較検討するのも大変です。ひとまず有名な求人サイトに広告を出してみたけれど、思うような結果につながらなかった。違う手法を検討すべきなのかもしれないけれど、採用関連のサービスは多すぎるし、もう失敗はしたくない……。
そんなとき、誰かに中立的な目線でのアドバイスを求めたくなります。そこで思い浮かぶのが「採用コンサルティング」。今回は、採用コンサルを利用するメリット・デメリットをご紹介します。
「採用コンサルティング」のメリット・デメリット
採用コンサルティングと一口にいっても、サポート内容はさまざまです。例えば、採用アウトソーシング(RPO)を行うケースもあれば、採用におけるコンセプトや戦略、手法などをトータルで提案する会社もあります。
また、大手企業を中心にコンサルティングを行う会社もあれば、中小企業を得意とする会社も。自社の規模や採用課題を考慮し、どんなサポートを受けたいかを明確にしたうえで、コンサル会社を選ぶ必要があるでしょう。
採用コンサルティングのメリット、デメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
採用コンサルティングのメリット
- 第三者視点や中立的な立場からアドバイスをもらえる
- 急速に変化する採用トレンドや他社の成功事例等に精通しているプロに相談できる
- 人手不足で採用活動にまで手が及ばない企業のサポートをしてくれる
- 試行錯誤する労力をかけずに採用課題の解決につながる
採用コンサルティングのデメリット
- 中小企業がコンサルを利用するのは、費用面でややハードルが高い
- 見積もりを取らないと金額がわからないケースが多く、比較検討の手間もかかる
- 採用活動に関するノウハウが構築できないことも
採用コンサルを活用するメリットは非常に魅力的ですが、導入後に自社で継続して採用力を維持できるかは気になる点です。採用コンサルを導入する際は、社内にデータが蓄積されるように契約しておくことも重要でしょう。
どんなコンサル会社があるの?
では、実際にどんなコンサル会社があるのかもみていきましょう。新卒採用に特化した採用コンサル会社が多数ですが、ここでは中途採用の支援に対応しているコンサルティング会社を中心に紹介します。
カケハシ スカイソリューションズ
日本の雇用問題の解決に向けて、日本企業とアジア諸国をつなぎ、外国人採用支援も行う会社です。求人媒体や合同説明会の提案に加えて、新卒採用では「麻雀採用」や「脱出ゲーム説明会」といったユニークな取り組みをしたことでも話題となりました。各企業に合わせたオリジナルのソリューションを提供しています。
ジャンプ
各企業の人事・採用担当者とともに採用活動をプロジェクト化し、「成果の創出」と「採用力強化」に取り組んでいます。採用のプロのノウハウを伝え、採用体制を構築。しっかりと普及・定着させることに重きを置いています。中途採用コンサルティングの予算は100万円~です。
マンパワーグループ
総合人材サービス会社として50年以上の歴史を誇る会社です。全世界に2900以上、国内に約120拠点を展開しています。全国規模の採用や大人数の採用を得意とし、総合グループの強みをいかして、企業の希望と課題に応じたサービスを提供しています。
イチカラ採用
主に関東圏の企業が対象ですが、Skypeなどオンラインツールを使ったコンサルにも対応しており、中小企業を得意としています。4つのパッケージ化されたサービス内容がわかりやすく、ニーズに合わせて選ぶことができるのも特徴的。社員の離職・メンタル不調防止ツールなどの独自サービスを利用し、採用後のサポートにも対応しています。
ジーズコンサルティング
各企業のニーズに合わせた採用企画立案から実務のサポートまでワンストップで対応しています。「採用競合のマーケティング」と「募集原稿制作・差別化」を強みに、入社後の研修・戦力化までトータルにサポートを行っています。
「そこまでしなくてもいい」という会社は…
コンサルティングによって、「実際に採用に成功した」「採用力を強化できた」という事例も多くみられます。「可能ならコンサルを活用してみたい!」と考える人が多いでしょう。一方で、そんなに採用にかけられる予算がなく、社内の許可がおりないケースもよくあります。
その場合、分析レポートを出してくれる求人サービスを利用する、無料の採用管理システムを利用する、といった方法で改善できないか検討しましょう。大人数を採用するわけではなく、採用にかけられる予算も限られるのであれば、慎重に判断を。
まとめ
「なんとかして採用課題を解決したい」「どうすればいいのかわからない」というとき、専門のコンサルティング会社に頼むのも方法のひとつ。しかし、まとまった予算が必要になるのも確かです。いきなりコンサルティング会社に頼むのではなく、採用活動を幅広くサポートしてくれる採用サービスを利用するのもいいでしょう。
例えば「キャリコネ転職」には、通常の求人掲載に加えて広告配信やレポーティング、ヘッドハンティング、求職者サポートまで幅広いサービスを提供している「丸投げプラン」というものがあります。こうしたサービスを利用することで、十分課題が解決できるケースも多いはず。まずは社内で課題を把握し、予算とも照らし合わせながら慎重に検討しましょう。
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