採用の見直しは必要か?|コロナ禍だからこそ人事がやるべきポイント

母集団形成

自社にマッチした優秀な人材を確保するため、中途採用では、低コストで失敗なく採用することが望まれるでしょう。そのため常にベストの方法で採用を行えているか、見直しをすることが大切です。

加えて2021年現在では、コロナウイルス感染症の影響により、日常生活だけでなく仕事のあり方や採用方法にも変化が起きています。社会の流れを敏感に感じ取り柔軟な対応が求められるでしょう。この記事では、コロナ禍も踏まえ採用の改善点や人事担当者がやるべきポイントをご紹介していきます。

目次

なぜ採用見直しが必要?
採用見直し時に見るべき項目
 最新の採用市場
 自社内の人員配置/業務量
 採用方法・フロー
採用見直しの改善ポイント
 オンラインをフルに活用
 従来の採用結果を振り返る
 競合他社の分析結果
採用見直しをする人事がやるべきこと
 採用ターゲットを再設定
 必要人員・業務量を洗い出し
 関連部署への周知と理解を得る
まとめ

なぜ採用見直しが必要?

厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況(令和2年7月分)」によると、2020年7月の有効求人倍率全体平均は1.08倍となっています。総務省の自治体戦略2040構想研修会では、人手不足の要因には、労働人口の高齢化が挙げられていました。それでもここ数年の求人倍率は1.5倍以上をキープしていましたが、コロナの影響もあり2020年から求人倍率は減少傾向にあります。

新型コロナウィルスの流行や働き方改革の影響で、「働き方」に大きな変化が訪れています。日に日に状況が変わる採用市場だからこそ、常に最新情報を取り入れ、定期的な採用活動の見直しが必要となります。

採用見直し時に見るべき項目

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今後の採用を見直す際の確認すべき項目を3つ解説していきます。

最新の採用市場

社会情勢や経済状況などにより、採用市場は日々変化しています。担当者は常に最新情報を把握し、トレンドにのった採用手法を検討していかなければなりません。またコロナ禍を考慮した採用手法も積極的に取り入れる必要があるでしょう。

自社内の人員配置/業務量

新型コロナウィルス流行の影響で経営状況・必要人員が大きく変わった企業も多いでしょう。新型コロナウィルス流行前に想定していた人員配置や業務量で問題ないか見直し、本当に必要な人員なのか、任せる内容・業務量は妥当なものなのかしっかり確認するようにしましょう。

採用方法・フロー

以上のことを踏まえて、採用する人の雇用形態・労働条件・面接担当者・採用の流れなども見直し、これまでの採用方法・フローに問題がないか確認しましょう。そしてコロナ禍とその後も見据えながら、自社にとって最適な採用体制を整えましょう。

採用見直しの改善ポイント

採用の見直しをする際、これまでのものを改善し、今後の採用活動に活かすために必要なポイントを解説していきます。

オンラインをフルに活用

コロナ禍では、リモートワーク、オンライン会議等を取り入れている企業も多く、採用活動においてもWEB会社説明会・リモート面接などオンライン化へと移行する企業が増えてきています。また業務内容に誤解なく、無事に入社できるよう内定者フォローもメールやSNS等を利用して対応すると良いでしょう。

従来の採用結果を振り返る

これまでに行ってきた採用活動を振り返り、課題や対策を洗い出しておきましょう。どんなことで失敗してしまったか、この採用方法でどれだけの成果があったか、現状で活かせるものはあるか等々、よく模索し、整理しておきましょう。

競合他社の分析結果

競合他社の採用活動を分析することも大切です。採用手法・採用単価・質問事項といったことは参考になりますので、求人広告会社などにリサーチしてもらうのも良いでしょう。分析結果を自社と照らし合わせ、今後の採用活動の参考にするのも一つの手です。

採用見直しをする人事がやるべきこと

採用の見直しを行う際、人事担当者は現状を把握したうえで、社内への様々な働きかけをする必要があります。以下3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。

採用ターゲットを再設定

採用したい人材に対して、求める条件が変わっていくこともあります。特にコロナ禍の今、オンライン上でもコミュニケーションが良好に取れる人材がプラス要件になるといったように、新たな求める条件が出て来ることもあるでしょう。そういったことがないか、関連部署とよく話し合い採用ターゲットを再設定するようにしましょう。

必要人員・業務量を洗い出し

そして改めて必要人員は何人か、業務量はどのくらいなのか確認し、これまでの求人内容に差異がないかよく確認しましょう。その際は、今の社会情勢や経済状況も考慮し、求職者が安心して応募できる環境を整備していきましょう。

関連部署への周知と理解を得る

採用・増員が必要な関連部署に対しては、改めて必要となる人員数・業務量・スキル・プラスとなる要件などの確認と見直しを行い、周知徹底するようにしましょう。またこういったことは一度設定すれば終わりということではなく、定期的な見直しや調整が重要となりますので、関連部署との連携を密に取るよう心がけましょう。

まとめ

採用市場は日々変化するため、常に最新情報を把握し、従来の採用方法が今の社会情勢や経済状況に合ったものであるか、定期的に見直しをすることが肝要です。欲しい人材の要件や人員数などもその時の情勢により変わっていくこともあるため、採用を希望する関連部署との連携など、社内向けの見直しもしっかり行っていくことがポイントです。

絶対にやるな!採用ができない「時間」の使い方。
採用が上手くいかない理由は、経営層に○○○している  こと

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採用手段として最も多いのは、求人媒体と人材紹介エージェントの利用です。しかし、

「求人媒体を複数使ったけど採れなかった」
「人材紹介エージェントも複数使っているが採用できていない」

これらの採用できていないという事象は同じですが、実はその「要因」は全く別ものであるということをご存じでしょうか?

  • 求人媒体で採用できないのは、経営層にXXXしているからである
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