中小企業に採用代行が最適な理由│有効活用する方法を大公開
母集団形成採用代行サービスの話を聞いたことがあっても、「我が社に必要だろうか?」と迷う採用担当者の方も少なくないでしょう。特に、中小企業は採用人数がそれほど多くないため、費用をかけて外注する価値があるのか知りたいところでしょう。
今回は、中小企業における採用代行の必要性や採用代行をするメリット・デメリット、採用代行会社の費用や特徴についてご紹介します。
目次
中小企業こそ採用代行が必要な理由
中小企業が採用代行をするメリット/デメリット
中小企業が採用代行を有効活用するために
採用代行(PRO)の料金・サービス会社比較
まとめ
中小企業こそ採用代行が必要な理由
大企業ではなく、中小企業にこそ採用代行が必要な理由は3つあります。どういった要素があるのか見ていきましょう。
既存の採用手法では人材獲得が難しくなっている
近年、採用方法やその活動方法が多様化しています。
労働人口不足による人材確保の難しさから、近年企業は、SNSによるダイレクトリクルーティングをはじめ、自社の社員から友人や知人を紹介してもらうリファラル採用を採り入れるなど、さまざまな採用手法を駆使するようになっています。一方、優秀な求職者は、求人サイトからビジネスソーシャルメディアへ活動範囲を移すなど、求職者行動にも変化が。
このような採用トレンドの変化を背景に、従来の採用手法による人材獲得が難しくなっています。新たなトレンドを受け入れるとしても、利用前の下調べや新たな対応が必要となるため、人的工数に余裕がない中小企業において採用のプロである採用代行は有効な一手と言えるでしょう。
質の高い応募者と出会える可能性が上がる
採用代行会社は独自のノウハウを持っていることが多く、自社にマッチした人材を集める術に長けています。採用ターゲットに合わせた採用活動を行ってくれるため、自社で採用活動を行うよりも質の高い応募者と出会える可能性が上がると言えるでしょう。
採用のプロのノウハウを学べる
採用代行を依頼することにより、SNSによるダイレクトリクルーティング、リファラル採用といった、多様化した採用活動のトレンドやノウハウを学ぶことができます。また、働き方改革や雇用法改正の影響で採用関連の制度見直しが必要に。契約書類の見直しや面接ハラスメント対策など、自社が対応しなければならない対策を認知することもできるでしょう。
総務省統計局が発表した「労働力調査」(2020年度)によると、2020年の労働人口は2019年に比べ18万人の減少となりました。2021年には微増していますが、労働人口の減少に伴い転職市場は優秀人材の争奪戦となり、採用活動がさらに難化することが予想されます。
このような状況下において、採用のプロからノウハウを学ぶことができることは、またとないチャンスだと言えるでしょう。
中小企業が採用代行をするメリット/デメリット
中小企業が採用代行を利用する場合、どんなメリット・デメリットがあるのか確認しましょう。
◎メリット:コア業務に集中できる
採用代行には種類があり、採用活動全般を委託できるものもあれば、1業務単位でお願いできるものもあるなど、自社のリソースに合わせて依頼することができます。手間のかかる作業や時間がかかる業務を採用代行に委託することにより、採用担当者はコア業務に集中することができます。
×デメリット:求職者との信頼関係構築に時間がかかる
採用代行を利用する際のデメリットとして、求職者と信頼関係構築に時間がかかる点が挙げられます。採用に関するやりとりを代行業者に委託しているため、求職者との接点が少なくなるためです。カジュアル面談や入社前のフォローなど、関係性のリカバリーが必要な点は留意しておきましょう。
また、面接に臨むにあたり7つのことを意識することで採用決定率を高めることも。アイスブレーキングのトーク例や意識したい項目について以下の資料で詳しく解説していますので、ご参考になさってください。
良 <本資料の内容>
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中小企業が採用代行を有効活用するために
中小企業が採用代行を有効活用するために、押さえておきたいポイントがあります。どのような点を押さえておけば良いかご紹介しましょう。
何人・いつまでに採用するか期限や予算を決める
採用活動には計画性が必要です。自社の事業戦略を確認し「どのポジションに何人」「いつまでに必要か」を考えましょう。期限を決めれば逆算で採用活動のスタート時期が分かります。また、採用代行を依頼するにあたって採用予算の確認も必要です。採用活動に関してどこまで費用をかけられるのかも決めましょう。
このような中途採用における、平均採用コストや自社の採用コストの算出方法(数式)については以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご参照ください。
採用業務の相談をする
採用代行会社には採用業務の相談をすることもできます。単に「望む人材が採れない」といった相談だけでなく、自社の採用業務のどこに問題があるのかを相談してみると良いでしょう。
自社で課題だと捉えている内容だけでなく、全体の流れも合わせて相談することによって、採用のプロによる思わぬ指摘をもらえることもあります。
採用実績や得意分野を把握する
採用代行サービスを提供する企業には、各社強みとする業界や領域があります。
例えば、スカウト配信や日程調整といった1タスク単位で採用活動を支援する企業であれば、そのジャンルに特化したノウハウを持っている可能性が。一方、採用活動全般を支援する企業であれば、現在の中途採用のトレンドや季節変調、採用計画の立て方、入社に至るまでの候補者フォローといった幅広い知見を持っている可能性があると言えます。
自社に必要な「支援内容」がどの程度なのかを明確にすることはもちろん、契約する採用代行サービス会社が得意とする領域の把握を怠らないようにしましょう。
採用代行には、1タスク単位から業務委託が可能なものもあれば、採用活動全体を支援してくれるものも。採用予算や自社に必要なリソースが何かを明確にした上で、適したサービスを選択するようと良いでしょう。
採用代行(PRO)の料金・サービス会社比較
採用代行を行っている企業は複数存在します。今回はその中でも、7社に厳選して料金やサービスの特徴をご紹介します。企業により、得意ジャンルや代行内容の幅が異なるため、自社にマッチした企業を選択しましょう。
株式会社パーソル
■特徴 ・人材派遣40年、業務委託18年で培ったノウハウを元に採用活動を支援 ・あらゆる業種をカバーし、スポットも全体代行も柔軟に対応 ・採用活動のPDCAをすることでより高い採用結果を生む ■費用:要問合わせ ■URL:https://www.tempstaff.co.jp/kmenu113/ |
株式会社ネオキャリア
■特徴 ・累計10,000社、年間800社以上の導入実績 ・採用計画の提案から媒体選定、書類選考に対応(プランにより稼働時間の制限あり ・採用専門のオペレーターが300名常駐。土日祝・夜間も対応 ■費用:月額10万円~ ※中途採用は1カ月間の契約 ■URL:https://www.neo-career.co.jp/ |
株式会社ONE
■特徴 ・270業種・1万社以上の人材募集支援、約3,000案件の採用代行実績 |
株式会社ディスコ
■特徴 ・創業1973年の老舗企業で採用に関するノウハウが豊富 |
株式会社パソナ
■特徴
・総合人材サービス企業というグループ力を活かしたサービス |
アデコ株式会社
■特徴
・最終面接と採用の判断を除くすべての業務で負荷を軽減できる |
株式会社グローバルウェイ
■特徴
・利用企業の50%が内定を獲得、内定者のうち80%が入社決定 |
まとめ
採用手段が多様化している現代だからこそ、中小企業は採用代行を使って優秀な人材を得る必要があります。自社に足りないもの、欠けているものを見極めて、採用代行を使いこなしましょう。
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