良い人材を逃がさない!"選ばれる"ベンチャー・中小企業になるための面接成功の秘訣とは?

選考辞退
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せっかく優秀な人材が面接まで来てくれたのに、最終的に他社に取られてしまった、と悩んでいる経営者は結構多いもの。「うちは大企業じゃないから……」と半ばあきらめていませんか? でも、選ばれなかった理由は会社の規模だけとは限りません。今回は「面接」にフォーカスして、良い人材を逃さないための秘訣を紹介します。

「なぜ応募してくれたのか」をしっかりヒアリングして

今や求職者にとって、パソコンやスマートフォンを駆使して企業情報をチェックするのは当たり前の行動です。企業の公式サイトやSNSアカウントなどは、採用情報に限らず、網羅的にチェックしています。

また、自身のスキル・志望に近い求人情報にたどり着くために、「職種×スキル×勤務地」といった条件を掛け合わせて高度な検索をする人も増えているようです。企業を選ぶ際の求職者の情報リテラシーは向上しており、応募段階から企業を吟味しているはず。

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そんななかで応募してくれた求職者は、あなたの会社に何らかの魅力を感じてくれているはず。どこに魅かれて来てくれたのか、面接で確認しない手はありません。しっかり話を聞くことで、求職者に「自分の話を聞いてくれる会社だ」という安心感を与え、それも魅力のひとつとして受け取ってもらえるでしょう。

また、こうした質問をすることで、企業側が求職者に対してアピールすべきポイントが絞られ、心を掴みやすくなります。必ず確認するように採用担当者に共有しましょう。

目線を合わせ、アピールチャンスを逃さない

経営者に限らず、社内の人間は事業内容や会社に対する愛着・熱意について、「求職者側も理解していて当然」と思ってしまいがち。つい「わからない人=合わない人」と判断して、魅力のアピールもせずに排除してしまう、というのは陥りがちな失敗です。

"上から目線"はNG

面接を「求職者の試験の場」ととらえ、企業側が上から目線になってしまっているケースもあるでしょう。しかし、特に優秀な人材は、転職市場で引く手あまた。企業の興味がなさそうな態度や、上からの目線を感じれば、それだけで検討候補から外れることも。面接は双方のコミュニケーションの場であり、企業側も選ばれるためにアピールする場だと考えましょう。まずは、求職者の話をしっかり聞くことに集中することが大切です。

一人ひとりに対応すべく、引き出しを増やして

そのうえで、特に魅力に感じてもらえそうな部分を存分にアピールしていくことが肝心です。採用担当者がしっかりと自社の魅力を理解していることが大前提となるため、不安があれば、事前に社内でなるべく多くの「会社の魅力」を洗い出しておくといいかもしれません。アンケートも有効です。

募集部署の現場ならではの意見が出るかもしれませんし、性別や年齢、立場の違いなどでも、それぞれ魅力と感じている部分が違うでしょう。経営者が短所だと捉えていたポイントが、人によっては長所だったと気づくケースもありそうです。

コミュニケーションは丁寧に

面接以外のメールや電話も気を抜かずに対応したいところ。横柄な声色や遅すぎる返信など、ちょっとした対応から嫌悪感を抱かれ、敬遠されることもあるのです。常に「他社と比較されている」ことを意識し、採用担当者にはできるだけ丁寧なコミュニケーションを心掛けるよう依頼しましょう。

転職者の不安を理解しよう

転職は人生の大きな転機。求職者がさまざまな不安を抱えて当然です。その点をしっかり理解して、求職者からの質問にも誠実に答えるよう心がけましょう。

年収や福利厚生を聞かれたら……

待遇については、「大企業に比べて劣るから……」とあまり詳細に答えたくないと思うかもしれません。しかし、採用後にミスマッチが起きないためにも、求職者から信頼されるためにも、正直に話すことが大切です。

そして、自分たちを過少評価する必要はありません。小さなことに思えても魅力はしっかり伝えましょう。例えば完全週休2日でなくても、「気兼ねせずに休暇を取りやすい」といった社内風土も魅力になります。最近は求職者が求める条件が多様化しているので、何を優先して会社選びをするかは人それぞれです。

また、「現状ではこういう理由でまだ発展途上だが、成長したらこうしていきたい」という風に、一緒に目指していくビジョンを共有していくのも手でしょう。

「成長途中だからこそ来てほしい」もアピールになる

実は、「大企業はやりがいが少ない」とあえて成長途上にある企業に入社したいと考える人も多いのです。経営ビジョンを伝えたうえで、「だからこそあなたに来てほしい」「一緒にこの会社を成長させてほしい」「具体的にはこういうことを任せたい」といった熱意を伝えれば、それは求職者にとって魅力に映るものです。特に、若いうちにいろいろな経験を積みたい、自分で判断して仕事を進めたい、という意向が強い求職者には響くでしょう。

結局、「一番欲しがってくれたから」という理由がモチベーションとなり、転職先を決める人も多いのです。

まとめ

面接はお見合いと同じ。釣書に多少なりとも興味を持って会ったら、直接のコミュニケーションで「一緒にやっていけるかな」と互いに確かめる場なのです。そのためには、求職者のことをしっかり知り、相手の気持ちを想像して会話することが肝心。お互いの魅力を確認して合意形成していくつもりで面接に臨みましょう。

そして、最後は気持ち。「良い人材」だと思えば、とことん熱意を伝えることで採用が成功する可能性も上がるはずです。