保育士不足を解消するための施策とは?退職理由や背景から見る対策

母集団形成

共働き世帯の増加によって保育需要が高まるなか、多くの保育施設は人材の確保に課題を抱えています。保育業界の現状と施設ができる採用対策とは何か。今回の記事では成功事例を紹介しながら、解決方法をお伝えしていきます。

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 目次

深刻化する保育士不足、その現状とは?

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近年の日本社会は、少子化が進む一方で待機児童問題に直面しています。女性の社会進出により、保育園の需要が高まる中、保育士不足が深刻化しています。

厚生労働省が公表した「保育士有効求人倍率(R2.7)」によると、2020年7月の全職種の有効求人倍率は1.05倍ですが、保育士は2.29倍と高い数値になっています。また、保育士の離職率は10.3%と高く、7年未満の保育士が半数を占めることから、慢性的な保育士不足であることが分かります。

保育士不足の背景

なぜ保育士が不足しているのでしょうか。その背景を3つの観点から説明します。

保育が必要な家庭が急増

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画像引用元:厚生労働省平成30年 グラフでみる世帯の状況」P14より

保育士不足の一要因として、共働き世帯の増加に伴い、保育が必要な家庭が急増したことも関係しています。また、以前は三世帯で暮らす家庭が多く、祖父母による家庭内保育が可能でしたが、この30年の間で核家族世帯が増え、家庭内での保育が難しくなりました。

このように共働き且つ核家族という世帯が増えた結果、家庭外での保育需要が高まったことで、保育士不足が加速したといえるでしょう。

保育士として就職する人が減少

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(画像引用元:厚生労働省「保育分野における人材不足の現状①」P3より)

保育士が不足する理由として、就業希望者が増えないことも上げられます。厚生労働省が実施した「保育分野における人材不足の現状①」によると、保育士資格保有者の約半数が、保育士として就業を希望しないという結果に。

理由の第一位は、「賃金が希望と合わない(47.5%)」、続いて「自身の健康・体力への不安(39.1%)」「休暇が少ない・休暇がとりにくい(37.0%)」という回答になっており、雇用条件や働く環境に対する懸念や不満といった声が多いことが分かります。

なお、以下は「保育士の平均賃金等」資料の抜粋です。全職種に対して、大幅に賃金が低いことが分かります。

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(画像引用元:厚生労働省「保育分野における人材不足の現状①」P5より)

保育士登録数は年々増えているものの、人手不足が続いているのは、このような資格をもっているのに保育士として勤務していない「潜在保育士」が多いためと言えるでしょう。

需要と供給のバランスが崩れている

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保育士の不足は、主に都市部を中心に起こっています。これは、人口が都市部に集中し、特定の地域に子育て世代が増えていることが要因です。地域によって保育需要の偏りがあり、人口が多い地域では必然的に保育士ニーズが高くなり人手不足が深刻化しやすい傾向にあります。

このように、ニーズに対しての供給が追い付いていないことも、保育士不足の改善に至らない原因の一つだと言えるでしょう。

保育士が退職する理由

保育士の離職率は10.3%と高く、経験年数7年未満の保育士が約半数を占めるなど、人材の定着が課題となっています。なぜ保育士は早期で退職をするのでしょうか。以下に理由をご説明します。

就労環境が厳しい

保育士の退職理由の一つとして、就労環境の厳しさや責任の重たさが挙げられます。保育士の業務は、子どもの保育だけではありません。年間単位での保育計画の立案、子供の状況に関する保護者への連絡、保育相談、事務や雑務も作業に含まれます。子供の怪我や病気時の対応など、背負っている責任の重たさも小さくはありません。

保育の現場は、システム化が進んでいないため手作業が多く、残業が発生してしまうこともあります。このような業務量の多さも保育士が定着しない要因だと言えるでしょう。

給与・待遇面に不満

業務量が多い保育士ですが、前述の通り、給与が低いことでも知られています。就業している保育士における職場の改善希望として6割を占めているのが、「給与・賞与等の改善」です。

保育士の平均給与は、214万円とされており、全職種に比べると100万円も安くなっています。そのため、各保育現場で、給与・待遇面への不満が慢性的に発生していると考えられます。

休暇がとりにくい

厚生労働省が調査した結果、職場の改善希望として「未消化(有給等)休暇の改善」が30%を超えていることから、保育士が休暇を取りにくい職種であることがわかります。

幼い子どもの命を預かるというプレッシャーも大きい中、精神・体力的な負担やワークライフバランスの両立が難しい点も保育士が退職する理由につながっていると考えられるでしょう。

保育士不足への解決方法

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保育士不足の解決方法として、どのような施策があるのでしょうか。以下に3つご紹介します。

給与・待遇面の向上

保育士の給与・待遇の改善のために、2013年に国が「保育士処遇改善等加算」という制度を策定しています。これは、保育士の給与やキャリアアップの改善に取り組んだ保育園に対して補助金を支給するというものです。2019年度には保育所の体制充実を図るため加算要件が緩和されており、保育士がキャリアパスを描きやすいようになりました。

各保育園が給与・待遇の改善に取り組み始めたことで、保育士の給与は2013年以前と比べて約13%向上しています。この取り組みを続けていくと、人材の定着や就労希望者が増加し、人手不足解消につながっていくでしょう。

業務効率の改善

子どもの保育以外の業務について効率化を図ることで、残業時間を減らすことができます。まだまだ手作業が多い保育業界ではありますが、少しずつITシステムの導入も進められています。例えば、園児の登園記録や保育士の出退勤などはシステムで管理することで、ミスがなくなり時間の短縮にも。

最近は、連絡帳のアプリも開発され、手書きでの作業からスマートフォンで簡単に記録できるようになってきました。このように、保育士の業務効率を上げるためにも、ITシステムの導入も検討しましょう。

働きやすい環境作り

保育士は休みが取りづらいという現状があります。そのため、仕事と家庭の両立が難しい労働環境が、子育て世代における保育士の退職の原因にもなってきました。

そこで厚生労働省は、短時間の勤務であっても正社員として働ける「短時間正社員制度」の導入を積極的に支援しています。これは、ワークライフバランスを重視したい社員やキャリアアップを目指すパートタイム労働者などの多様な人材が、勤務時間や勤務日数を短くしながら活躍してもらう仕組みです。

この制度を活用することで、個人のワークライフバランスに合わせた働き方を実現させることができ、さまざまな保育士の働きやすい環境を作ることができます。

採用のプロに委託する

上記のような取り組みを行ってはいるが、人材難で採用がうまくいかないと頭を抱える採用担当者の方もいらっしゃることと思います。

最近は、採用に特化した採用代行(RPO)サービスも多く出てきています。保育士と同じく、ITエンジニアや作業員といった人材難に苦戦する会社を採用成功に導いたサービスもありますので、ぜひ以下の記事をご覧ください。

関連記事:採用代行(RPO)20社を徹底比較|選ぶ際のポイントや注意点

保育士不足に効果があった成功事例

人手不足に悩んでいる保育業界でも採用に成功している企業があります。今回は3つの成功事例をご紹介します。

成功事例①:Animo株式会社 ~事務作業の軽減やキャリアアップ支援を導入~

関西を中心に保育事業を展開するAnimo株式会社。

転職理由として多くの保育士が挙げていた「持ち帰りのサービス残業が多い」という点を解消するため、持ち帰り作業を減らすため年間行事を減らしたカリキュラムを本社で作成することに。結果、保育士の事務作業軽減へつなげることに成功しています。

また、経験年数や研修の受講で役職が上がる「キャリアアップ制度」を導入。頑張っている社員を正当に評価し、社内でも見える化したことにより、職員のモチベーションが維持され、人材の定着に繋がっています。

成功事例②:社会福祉法人 城西福祉会 あら川保育園 ~ターゲット層を広げ、選ぶ採用に成功~

新園を開設するために、半年で22名の採用が必要だった城西福祉会。例年は新卒採用しか行っていませんでしたが、30~40代にターゲット層を広げることに。求職者への認知度を上げるために折り込みによる求人広告を20万部配布しました。

その結果、48名の方から説明会参加の申込があり、候補者から自社にあった人材を「見極めて選ぶ」採用に成功。選考過程においては、「はがきの感謝状」や「電話フォロー」などきめ細かい対応を心掛けたと言います。ターゲットを拡大し、園の認知度を上げること、求職者に丁寧な対応が採用の成功につながっています。

出典:保育園・こども園経営.com - 船井総研|保育士採用コンサルティング>わずか3ヶ月で応募数48名、採用数35名を実現!

成功事例③:株式会社TKC ~日々の取り組みが採用成功に~

認定・認可保育園や学童クラブを運営する東京都稲城市にある株式会社TKC。2017年に新園を3園開設するために、49名という大量の保育士募集を行いました。

同社では、職員同士のコミュニケーションを深めるワークやミーティングを実践するといった独自の人材育成プログラムを持っており、明るく前向きな職場であるということが最大の魅力であり強みでした。

この強みを求職者にも知ってもらうため、「説明会型採用」を実施。独自研修プログラムを体験してもらうことにより、大量採用に成功しています。日々、現場の改善に取り組み働きやすい環境づくりをしていることが功を奏したといえるでしょう。

結果として、49名の保育士を採用することができ、魅力を伝えミスマッチを無くしたことで、離職率の軽減にも成功しています。

出典:保育園・こども園経営.com - 船井総研|保育士採用コンサルティング>応募者108名!面接希望者64名!

まとめ

保育業界の人手不足は厳しいですが、国が改善に向けてさまざまな取り組みを進めています。各保育園も国と連携しながら、職場環境や待遇の改善に努めることで、採用課題が解決する兆しが見えてきました。成功事例を参考にしながら、今後の採用活動にお役立てください。

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