地頭のいい人って結局何?共通認識を社内で作ろう

母集団形成
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上司や現場から「地頭のいい人を採用してほしい」と言われ、途方に暮れている人事担当者もいるでしょう。入社後のミスマッチを防ぐためにも、「地頭のいい人」についての共通認識を社内で設定しておくことが重要です。それでは、社内で必要とされる「地頭の良さ」とは具体的にどのような能力なのでしょうか。地頭のいい人の特徴から整理していきましょう。

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そもそも「地頭」とは?

「地頭(じあたま)」とは「その人が本来持っている頭の良さ」を意味します。いわゆる「学歴」や「試験勉強ができる」といった成績の話ではなく、機転の速さや論理的思考力、ソツのないコミュニケーション能力などを指します。

例えば、上司に「これ、やっておいて」と指示されたとき、普通の人であれば、ただ言われたことだけをやって終わりでしょう。しかし、地頭のいい人は、その先を見据えて「一を聞いて十を知る」行動をとることができるのです。

地頭のいい人はこんな特徴があると言われています。

■思考力が高い

  • 自身で取り組んだ知識を活かして思考することができます。ビジネスの場では「論理的思考力」と呼ばれることが多いです。

■洞察力に優れている

  • 「顔色が悪い」などの目に見える部分だけではなく、「なぜ」という見えない部分まで深く考察することができます。「いつもと様子が違う」と認識してから、「体調が悪いのかもしれない」と理由を推察するなどです。

■コミュニケーション能力が高い

  • クライアントに自社製品の説明をするときなど、社内の専門用語を連発するのではなく、相手に合わせてわかりやすく説明することができます。また、話し相手によって口調を変えるなど柔軟な姿勢を保つのも特徴です。

■頭の回転が速い

  • イレギュラーな指示を受けたときでも、慌てず冷静に指示内容を理解し、臨機応変に対応することができます。

このように、地頭のいい人は先入観にとらわれず、自分の頭で筋道を立てて考え、問題解決にあたることができます。さらに、相手の立場で物事を考えることもできるため、コミュニケーションも円滑に進みます。想定外の事態も起こり得るビジネスの場で、「地頭の良さ」は、喉から手が出るほどほしい能力だといえるでしょう。

この「地頭の良さ」が職場で発揮されるのは、どのような場合なのでしょうか。もう少し具体的に見ていきましょう。

社内で必要とされる「地頭のいい人」の能力とは?

業種や職種によっても必要とされる「地頭の良さ」は異なります。実際に起こり得る業務内容をもとに、具体的にはどのような能力が求められるのか、整理してみましょう。

■情報収集/処理力(知識量、インプットの習慣)

  • 日頃から知識を蓄える習慣がある。必要な情報を集めることができる。自ら動き経験している。
  • 【例】プロジェクトが発足するときに、普通の人は資料集めから始めるが、地頭のいい人は常に情報収集をしているため、ある程度の情報収集は事前に済んでいる。

■知識の連携、本質を見抜く力

  • 情報収集で得た知識を整理し、連携できる。これまでの経験とリンクさせて、課題の本質を考察することができる。
  • 【例】プロジェクトの準備段階で、普通の人なら手探りで進むところを、地頭のいい人は過去の案件との共通点を探し出し、その経験を応用させる。

■仮説を立てる力、検証する力

  • 整理した情報をもとに、仮説を立てることができる。それを素早く検証することができる。
  • 【例】プロジェクトを計画するとき、普通の人は段階を踏んでゴールを目指すが、地頭のいい人は、まずゴールを見据え、必要な行動を逆算する。

■構造化、汎用化する力

  • ある事例や複雑な関係性をわかりやすく構造化できる。汎用性のあるものに形成できる。
  • 【例】属人的かつブラックボックスになっていた業務を洗い出し、効率化ができるよう作業を取捨選択し、マニュアル化することで誰にでもできる業務に変えることができる。

■コミュニケーション力、言語化能力

  • 自分の考えや専門用語等をわかりやすく説明できる。相手の目線に立って話すことができる。
  • 【例】相手がクライアントであれ、社会科見学の小学生であれ、自分の仕事について相手が理解できるようわかりやすい言葉を選んで話すことができる。

■柔軟さ

  • 想定外の出来事に対して臨機応変に対応することができる。
  • 【例】不測の事態が発生し、普通の人なら身動きがとれなくなるようなときでも、地頭のいい人は「今何をすべきか」を冷静に判断し、臨機応変に問題解決をはかる。

■速さ(時間単位)

  • 無意識に取捨選択をしているため、結論を導き出すまでの時間が早い。
  • 【例】普通の人が10分かかるタスクを5分かからず終えることができる。

一口に「地頭がいい人」と言ってもプロジェクトのどの段階で活躍してほしい人材かで想定している内容が違う場合があります。入社後のミスマッチを防ぐためにも、社内で自社が採用したい「地頭のいい人」の能力に関する共通認識を事前に作っておくことが重要です。

まとめ

一口に「地頭のいい人」といっても、上記に挙げたような能力をすべて兼ね備えている人もいれば、部分的に優れている人もいます。入社後に活躍してほしいフィールドをあらかじめ想定し、そこで必要となる能力を事前に社内ですり合わせておきましょう。優秀な人材を見極めるためには、社内の採用要件の明確化が不可欠です。

ちなみに「地頭の良さ」に関しては、生まれつきの能力だけでなく、後天的に鍛えていくことも可能だといわれています。採用選考の際には、入社後に必要な能力を日頃から身につけようと努力しているかという点も判断基準になるでしょう。

また、入社後に研修や訓練で鍛えることができる「地頭力」もあります。採用選考の際にはその能力を採用要件から外し、間口を広げて応募者を集めることで母集団を形成することに繋がります。「ポテンシャル採用」を行った後、入社後の訓練によって「地頭力」を身に付けさせるのも一つの手かもしれません。

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