選考辞退に音信不通…原因は知らぬ間に招いている求職者の不信感かも!
選考辞退書類上、あるいは一次面接で「これは良い人材が来た!」とテンションが上がったものの、突然連絡が取れなくなったり面接を辞退されたりして、肩を落とした経験がある人事も多いでしょう。こういった場合、条件面のみが原因と思われがちですが、実際は求職者の“不信感”が原因のケースも少なくありません。求職者は、どんなときに企業に不信感を抱くようになるのでしょうか?
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メッセージのやり取り中に音信不通になった場合
メールやメッセージの途中で突然音信不通となったケースでは、次のような対応や事象が不信感を招いたのかもしれません。
■返信が遅い
求職中の人たちは、状況や結果が気になり、通常より頻繁にメールやメッセージをチェックします。常識的なスピードで返信したつもりでも、何度もチェックしている求職者からすると、長く感じることでしょう。実際に返信が遅いとなると、なおのこと求職者は不安になり、「この企業は自分に興味がないのだ」と、他の企業に気持ちが移ってしまうこともあり得ます。早いところであれば「営業時間ベースで2時間以内」を目安にしていることもありますが、遅くとも24時間以内には返信するようにしましょう。
■ぶっきらぼうな文面
メールやメッセージは必要最小限の情報を共有するためだけのツールではなく、面接と同じく、求職者と企業の大切なコミュニケーションの場です。忙しいからと言って、求職者が時間をかけて書いた丁寧な文面に対し、「承知しました」「こちらからの連絡をお待ちください」「現時点ではお答えできません」など、一言だけで返信をしていませんか? それでは、求職者の気持ちは一気に冷めてしまいます。
■高圧的な印象の文面
文面には、知らぬ間に書く人の心の在り方が反映されます。「どう行けばいいですか?」「面接当日何が必要ですか?」など、調べれば簡単にわかることや常識的に判断できるようなことであっても、「ホームページをご覧いただければわかることですが」「筆記具など、通常必要なものを」など、余計な一言は書かないようにしましょう。そのつもりはなくても、求職者に「そんなこともわからないの?」といった空気が伝わってしまいます。
また、求職者が在職中の場合は、指定された日時に面接へ行けない可能性もあります。面接の日時を一方的に知らせるのではなく、いくつか候補を挙げて選んでもらったり、逆に都合のいい日時をいくつか挙げてもらったりと、求職者の立場に配慮した対応が求められます。
■口コミサイトに良くない口コミが多い
企業の口コミサイトが多数存在しますが、応募前に企業の口コミを調べるというより、書類選考通過後に、面接に備えて情報収集をする求職者が多いようです。そんなときにネガティブな口コミが多いと、求職者の不信感は一気に増すでしょう。
残念ながら、これに関しては付け焼き刃ではどうにもなりません。「〇〇という声もあるようですが実は……」と面接時にフォローすることは可能ですが、直接会っていないうちにフォローするのは難しいでしょう。既存社員の本音は社内の環境改善に向けた大事な声ととらえ、人事が関われる範囲で地道に社内向けに働きかけていくことが、唯一の善後策です。
面接後に求職者の反応に変化があった場合
圧迫面接でなくても、次のような対応は、求職者の不信感につながる恐れがあります。
■面接の場で初めて履歴書と職務経歴書を見ている
書類選考と面接の担当が異なることはよくあり、面接の場で初めて求職者の応募書類に目を通す面接官も珍しくありません。しかし、そんな事情は求職者には関係ありません。
明らかに履歴書と職務経歴書を今初めて読みながら質問をする面接官の態度に、
- 「あんなに一生懸命作成した書類を今急いで読むの?」
- 「書類なんか関係なく、誰でも面接に通している?」
- 「この面接での選考も実はいい加減なのでは」
などと不信感を持たれても不思議ではありません。面接官には、前もって目を通してもらうようにしましょう。
■面接官ごとに言っていることが違う
「給与」「勤務地」「勤務時間」「休日」「福利厚生」などの基本的な条件は、誰が説明しても、当然同じであるはずです。それが、一次面接と二次面接の面接官で言っていることが違うとなると、求職者の不信感が高まるのは当然。正しい情報をお互いに再確認しておきましょう。
■募集要項と異なる仕事を勧められた
求職者の経歴や素養を見て、「別の仕事を担当してほしい」と、最初の募集と異なる仕事を打診することもあるでしょう。たとえ、そのほうが求職者の経験や能力を活かせる可能性が高いとしても、求職者の中には騙された気分になる人もいるかもしれません。なぜ別の仕事を勧めるのかを丁寧に説明し、あくまで求職者の意思を尊重すべきです。
■職場環境に怪しさがある
ゴミが落ちている、不愉快な匂いがする、壁紙が剥がれたままになっている、怒鳴り声がする、暗くて人の気配がしない……など、普段過ごしている社員には気にならないことでも、初めてその状況を目にする求職者にとっては、「だらしない」「パワハラ体質」「覇気がない」「なんとなく怖い」などマイナスの印象になることがあります。第三者の目でチェックし、心地良く感じられる環境にしておくことが大切です。また、騒がしすぎる場所やあまりに閑散としている場所での面接は避けましょう。
まとめ
今回紹介した内容に思い当たる節があるなら、求職者の目線になって、これまでのやり方を振り返ってみましょう。また、求職者に出すメールやメッセージを送信する前に、別の人に目を通してもらう、面接場所とそこへ求職者を案内するまでの動線を、誰かに一緒に確認してもらうなど、第三者の協力も必要です。
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