人材紹介業でKPI設定をするデメリットはある?失敗例と対策を知ろう

人材紹介会社様のお悩み

人材紹介業でKPIを設定するメリットは知っているものの、デメリットについて気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、人材紹介業においてKPIを設定するデメリット、よくある失敗例とその対策などを解説します。KPIを設定するデメリットを理解したうえで、KPIを設定し正しくマネジメントできれば、内定承諾率も上がり売上アップも夢ではありません。ぜひ最後までお読みください。

目次

KPIとは
KPIを設定するデメリット
KPI設定の失敗例と対策
KPIの具体的な設定方法
まとめ

KPIとは

KPI-demerit

KPI(Key Performance Indicator)は「重要業績評価指標」と呼ばれ、目標を達成するためのプロセスや行動を評価する指標です。人材紹介業におけるKPIは、内定承諾数●人という目標値に対して、それを達成するためにはどの程度スカウトメールを配信すればいいのか、一次面接は何人通ればいいのかなど具体的な数値を設定します。

KPIマネジメントとは

そもそもKPIの設定はなぜ重要なのでしょうか。それは、各フローや業務プロセスを数値で客観的に評価することで、課題が明確になるからです。漠然とした課題に対して改善策を講じるよりも、明確な課題に対してアクションを起こす方がはるかに効率的で実現性が高まります。

KGIとの違い

KGI(Key Goal Indicator)は、「重要目標達成指標」と呼ばれ、最終目標を数値化したものを指します。つまり、人材紹介業における内定承諾数●人はKGI、達成するためのプロセスがKPIです。スカウトメール配信数、面接数といったKPIを達成していけば、最終的にKGI達成につながります。

KPIを設定するデメリット

KPIを設定するデメリットはなんでしょうか。3つご紹介していきます。

数値だけを意識して手法やプロセスが軽視されがち

まず、1つ目のデメリットは数値を意識するがゆえに手法やプロセスが軽視されるということが挙げられます。目標数値ばかりに意識がいってしまい、応募を集めるためにとにかく自己中心的な営業をしてしまったりという行動にもつながりかねません。

メンバーのプレッシャーになる

KPIを設定する2つ目のデメリットは、プレッシャーになるということです。結果が可視化されるため、達成できないメンバーはすぐに分かってしまいます。それをモチベーションに自分自身を奮い立たせられるメンバーはいいのですが、強いプレッシャーを感じて力を発揮できなくなってしまうメンバーもいるかもしれません。

メンバーの自主的な思考力が下がり指示待ち状態になる

また、自分で考えることをしなくなり指示待ちになってしまうのもデメリットでしょう。プロセスが明確になるとメリットでお伝えしましたが、そのため考える必要がなくなると捉えると、プロセス以外の行動はしない=自ら考えず指示を待つ状態になってしまう可能性があります。

KPI設定の失敗例と対策

それではつづけて、KPI設定の失敗例と対策を4つご紹介します。これらを参考に、同じような失敗をしないようKPI設定に役立ててください。

KPIが複数ある

KPIが複数ある、多すぎるのはよくあるKPIの失敗例です。細かく設定すればいいわけではありません。スカウトメール配信から内定承諾までのプロセスを細分化しすぎず、適切に分けてそれぞれ1つずつKPIを設定しましょう。

KGIを決めていない

最終目標(KGI)があって、それを達成するためにKPIが存在します。KPIの設定も、KGIから逆算して考えていくので、KGIが曖昧であったり決まっていなければ正しいKPIは設定できません。必ずKGIを決めてからKPIを設定しましょう。

現場で達成できない非現実な数値のKPIになっている

非現実的なKPIを設定してしまうのも失敗例の1つです。あまりに難易度が高すぎると、メンバーはやる気を失い諦めてしまうかもしれません。かといって、容易にクリアできるKPIではモチベーションが下がってしまう可能性もあります。少し頑張れば実現できるレベルのKPIを設定できるのがベストでしょう。

また、よくあるのがKPIの引き直しです。事業そのものがうまくいかないと判断した場合、既存事業または新たな事業にピボットする場合などに起こります。事業そのものの見通しの甘さや底が見えているのに進めてしまうことによりこういった事態に陥りがちです。KPI設定以前の問題であるといえますが、KPI引き直しによりメンバーに負担をかけてしまうことは短期的に見ても問題があるといっていいでしょう。

データ共有が遅いなど、正確な数値を把握できていない

KPIを用いてマネジメントする場合には、リアルタイムで正確な数値を把握する必要があります。そのため、データ共有の遅延などが発生しリアルタイムで正しい数値を把握できないのも失敗例です。遅延しないためには、自社に合ったKPI管理方法を取り入れるのがポイント!エクセルやスプレッドシート、またはKPI管理ツールやアプリなどのシステムを活用する方法もあるので、メリット・デメリットを調べて選択しましょう。

KPIの具体的な設定方法

それでは最後に、正しくKPIを設定するための具体的な方法を3つご紹介します。

1:KGIを明確に設定する

まず重要なのは、KGIを明確に設定することです。失敗例でもお伝えした通り、最終目標を決めていなければプロセス目標であるKPIを設定することはできません。必ず、明確な数値をKGIに設定し、それに関連するKPIを設定していくようにしましょう。

2:KPIの項目分けを正確に行う

KGIを明確に設定したら、KPIの項目分けを行います。内定承諾数・内定数・面接数・応募数などプロセスをきちんと項目で分けて、KPIを設定してください。

3:数値目標を設定する

すでにご認識いただいているかと思いますが、KPIは具体的な数値を設定しなければなりません。その数値は、内定承諾数からプロセスごとの通過率などを鑑みて逆算していくのが一般的です。内定承諾人数●人(KGI)を実現するために、内定承諾率から内定数を導き出す、そして、その内定数を実現するために必要な面接通過人数を通過率から設定する……このようにKGIから項目ごとにKPIを設定していきましょう。

まとめ

I人材紹介業でKPIを設定するメリット・デメリットをはじめ、よくある失敗例とその対策についてなどを解説してきました。KPIを設定するデメリットを理解したうえで、KPIを設定し正しくマネジメントできれば、内定承諾率も上がり売上アップにつながるはずです。具体的な設定方法もご紹介していますので、参考になれば幸いです。

「できるだけスムーズに優秀なITエンジニアを確保したい」「精度の高いマッチングを実現して業績を伸ばしたい」などのお悩みを抱えている場合には、中途採用求人プラットフォーム「エージェントマネジメント(通称:エーナビ/Aナビ)」がおすすめです。

・採用に真剣かつ緊急度の高い求人のみ掲載
・決定支援に注力
・人材紹介マージン0円
・求職者フォローあり
で、入社決定率は87%を超えています。

興味のある方は、ぜひお気軽にお問合せください。

候補者はいるけど、推薦先にお困りですか?
ホットな求人が集まる転職エージェント向けプラットフォームなら
「agent navigation」

thankyou_docimage_14人材不足が叫ばれる中、積極的に中途採用を行う企業が増えてきました。

しかしながら、実際は採用について本気度が低くせっかく推薦しても却下されたり、そもそも採用要件が厳しすぎたりと、結果がだせないことはないでしょうか。

一方で、優秀であったり要件にピッタリな候補者になかなか出会うことができず、推薦できないこともよるある話です。

もし、その両方を解決できるサービスがあったらどうでしょうか?我々はそんなサービスを提供しています。
まずは下記のリンクからサービス概要をダウンロードしていただき導入を御検討ください。

資料ダウンロードはこちら