離職防止のため人事ができる3つの対応―キーワードは「やりがい」!
コストダウン物質的な豊かさが満たされるにつれ、ものの豊かさより「心の豊かさ」を重視する傾向が高まっています。仕事においても、収入だけでなく「やりがい」を重視する人が増えてきました。社員がやりがいを感じることのできる環境を用意できれば、離職防止にもつながります。社員にモチベーションを維持して働いてもらうには、どのような施策が有効なのでしょうか?
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どんなときにやりがいを感じる?
そもそも人は仕事において、どんなときにやりがいを感じるのでしょうか?
エン・ジャパンが2018年6月27から7月29日にかけて実施した「仕事のやりがいと楽しみ方」調査によると、96%もの人が「仕事にやりがいは必要」と回答しています。
「何にやりがいを感じるか」という質問への答えは、「お礼や感謝の言葉をもらうこと」が62%で1位、「仕事の成果を認められること」が56%で2位、「目標を達成すること」が50%で3位、「仕事をやり遂げること」と「自分の成長を感じること」が46%で同率4位でした。
全体の回答の傾向を見ると、主に次のようなことにやりがいを感じると言えそうです。
感謝されたとき
「ありがとう」「あなたのおかげで……」など顧客やクライアントから贈られた感謝の言葉にやりがいを感じる人は、業種や職種を問わず多いようです。自分が誰かの役に立てたことで、自身の存在価値を実感することができるのでしょう。社員同士がお互いに感謝の気持ちを伝えられるツール「グッドジョブ(サンクス)カード」を導入し、モチベーションアップを図る企業も見られるようになりました。
目標を達成できたとき
理不尽なノルマや数字目標の存在はストレスになりますが、適正な目標は、自分の頑張りや成長を測る良い指標となるようです。達成するのにやや困難を感じる程度の目標を、努力や工夫でクリアできた場合に、やりがいを感じる人が多くいます。
評価や尊敬を受けたとき
人に褒められたり認められたりするのは、大人になってもうれしいもの。「○○さんなら安心してお任せできる」など日常のやり取りで同僚やクライアントから頼られると、やりがいを感じるという人は少なくありません。さらに、数字や言葉、社内表彰などほかの人から見えるかたちで評価されると、一層モチベーションが上がるようです。
やらされ感ではなく自主的に働いてもらうには?
人から褒められようが評価されようが、やらされ感を持って働いているうちは「やりがい」を感じられません。とはいえ、現実問題として個人の意思を100%尊重して業務を割り振ることは難しく、本人が望まない業務を担当してもらわなければいけないことも当然あります。そんな場合も、全体の仕事量の1~2割程度で社員に裁量権を認めることで、モチベーションの向上につながります。
また、社員に自主的に意欲を持って働いてもらうには、定期的にキャリア相談の場を設けるのも効果的です。その際は、次のようなことを意識して接するといいでしょう。
ワークライフバランスを考慮する
現在は仕事を充実させるのと同じくらいプライベートの充実を重要視する人が増えています。「この会社で何がしたいか」「仕事として何がしたいか」という点だけではなく、「どのような生活を送りたいのか」「そのためにはどのような働き方が理想的なのか」といった広視野を持つことが大切です。その人のライフプランにも寄り添う姿勢で、話を聞いてあげる必要があります。
Will、Can、Mustを一緒に整理する
将来への方向性が定まらなければ、今の業務に集中することはできません。漠然とした希望や想いを整理するのに、第三者の客観的な目が入ることは有効です。
本人の今後のキャリアプランおよびライフプランへの想いを丁寧に聞き、
- 「何をしたいのか(Will)」
- 「それに向けて何をやらなければならないのか(Can)」
- 「目先で達成すべきミッションとして何をしなければいけないのか(Must)」
を整理する手伝いをします。
5年後、10年後の未来を描くことができ、そのために今すべきことが明確になると、仕事へのモチベーション向上につながります。
個人の夢と会社のニーズをすり合わせる
社員のWillを尊重することは重要ですが、一人ひとりの望みをすべて会社でかなえることは不可能です。どの部分において希望を叶えることができ、どの部分では難しいか。また、社員の成長にもなり、会社の利益貢献にもつながるポイントはどこか。win-winの関係となるよう、調整していくことが重要です。
上はある程度自分なりのビジョンがある社員への対応ですが、なかには意思がはっきりしない社員もいるでしょう。そういう社員の場合は、一緒にやりがいポイントを見つけてあげることから始める必要があります。
まとめ
周囲にもわかりやすく言葉や数字で評価することが、社員のやりがいにつながります。また、同じ業務を担当するにしても、「上から言われたから」と「自分でやりたいから」では、モチベーションがまったく違ってきます。
個人の意思と会社の利益をすり合わせ、うまくwin-winの関係へと導くのがマネジメントの肝です。なお、やりたいことは変化することも少なくありません。定期的に相談の場を設けるといいでしょう。
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