【大手企業に負ける】提示条件が良くても採用できない理由

選考辞退
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市場価値が高い優秀な人材から応募が来た! 提示年収も大手企業並みに設定したし、今回は期待大!……そう思っていたのに、結局大手企業に負けてしまってぬか喜び。そんな経験はないでしょうか。このような場合、そもそもその応募者は「大手志向」だったのかもしれません。

実は、中小企業の募集なのになぜか大手志向の人が来てしまい、お互いに無駄な時間を過ごす、といったミスマッチはよくあります。書類選考時点でスキルはマッチしているため、人事側としては期待して面接に臨みますが、実際に面接などをするうちに、求職者が「あれ?なんか希望と違う」と気付き、去って行ってしまう……。そんなパターンが多いでしょう。

この場合、そもそも募集要項の表現に問題がある可能性があります。以下の3つの原因のなかで、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

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【原因1】求めるスペック(スキル・経歴)ばかり重点的に書かれている

まずは、募集要項に「どんな経験をしてきたか」「どんなスキルがあるか」といった応募者に求めるスペックばかり重点的に書かれている場合です。

人材紹介会社との打ち合わせでも求めるスペックばかりを強調してしまったために志向性がアンマッチな人材を紹介されてしまう。多数の求人広告をよく吟味する時間もなかった求職者が、スキルだけを見て「自分にマッチした求人」だと思って応募してしまう、といったケースが考えられます。

そして例えば、

  • 「(マザーズ等を含めた)上場」
  • 「福利厚生充実」

といった要素がことさら強調されていると、安定志向の人のアンテナにひっかかりやすくなり、よりミスマッチの可能性が増すでしょう。

「サービスの知名度が高い」場合も、少し気を付けましょう。応募者は深く調べずに「聞いたことがあるサービスを手掛けているのだから、大きな企業だろう」と考える可能性があります。サービスの知名度が高いことは当然立派な売りになりますが、「〇名でここまでサービスを育てました」といった具合に、規模感とセットにしてアピールするのもおすすめです。

【原因2】予算・人材などの「リソース」や「業務範囲」についてイメージがつきにくい

2つ目は、入社後の働き方が十分に伝わっていないケースです。まず、大手企業で活躍できても、中小企業だと活躍できない人とはどういう人か、紐解いてみましょう。

大手企業は、人材・物資・資金力、すべてのリソースが中小企業と比較して潤沢です。研修制度が充実しており、業務が分業化・専業化されていることも多いので、いわゆる「雑務」をこなさなくてもよく、自分の業務範囲が明確な環境でしょう。一方、少ない人数で業務を回す中小企業の場合は、限られた業務だけを行っていたら、“仕事のできない人”扱いになってしまうことが多いもの。

大手企業のような仕事の仕方が「当たり前」と思っている応募者の場合、面接などで説明を聞いてはじめて「何か違う……」と気づくケースも多いのです。

したがって、募集要項では

  • 「〇〇~〇〇まで、様々な範囲の仕事をお任せします」
  • 「決まった“型”はありません。積極的に他部署と連携して他者を巻き込み、サービスを磨いてくださる人材を求めています」

といった具合に、入社後の仕事イメージを伝えたほうが良いでしょう。

このように求める人材像の具体例を提示しておけば、マッチしない人はその時点で去っていきます。逆に、前向きな応募者は会社の具体的なニーズをくみ取り、事前にしっかり検討したうえで前向きに面接に臨めるようになるでしょう。

【原因3】「今後歩んでいくキャリア」のイメージがつきにくい

3つ目は、募集要項で入社後のキャリアを明確に提示できていないケースです。

中小企業の良いところは、様々な業務を横断して知ることができたり、裁量を早くもてたりすることでしょう。特に将来起業したい人にとっては良い環境です。募集要項で、どのようなキャリアステップを歩めるのか明確に提示できていれば、このような志向性の応募者に出会う確率も上がるというもの。

「本人の希望とスキルがあれば、事業企画から経営企画、新規事業の立ち上げまで、幅広くチャレンジいただけます」

などと募集要項で伝えておければ、「そういうキャリアは描いていないな……」という人は早めに違和感を覚えるでしょう。逆に、マッチする場合は、面接で本人の志向性にマッチしたキャリアステップをヒアリングしながら、実のある合意形成が可能になります。

まとめ

どんなに年収条件が良かったとしても、志向性が異なれば求職者は去っていくもの。無駄な面接にならないよう、募集要項作成の段階から社内の意識を合わせ、求職者に明快な条件提示ができるように準備をしましょう。

なお、募集要項を深く検討していくことで、結果的に“良い人材が採りたい”という会社の熱意が滲みでるようにもなります。良い人材に出会ったら、面接では本気で口説きにいってみましょう。

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